平素は格別のご愛顧を賜り、まことにありがとうございます。
イーストスタッドより2023年の繋養種牡馬ラインナップのご案内を申し上げます。
2023年は初供用となるキングオブコージ号、ヒガシウィルウィン号、マスターフェンサー号、それに再入厩のホッコータルマエ号をラインナップに加えてさらに魅力に富んだ充実の顔ぶれとなりました。
新種牡馬として迎えるキングオブコージ号は当場が初めて迎えるロードカナロアの直仔です。現役時はG2目黒記念、G2アメリカジョッキークラブカップに優勝。芝1600mから2500mで6勝を挙げて、重賞戦線で息長く活躍しました。母系はカルティエ賞年度代表馬に輝いたガイヤース、その母で愛1000ギニー馬のナイタイムなどを擁す名馬の宝庫。次世代で花開く良血です。
ヒガシウィルウィン号は2017年のジャパンダートダービーを制してNARグランプリ・年度代表馬及び3歳最優秀牡馬に選出された名馬です。地方競馬を代表する強豪の座を7歳まで保持したように、その能力は非凡。通算8度にわたって地方競馬チャンピオンサイアーに君臨したサウスヴィグラスの後継種牡馬の役割を担ってのスタッドインです。
マスターフェンサー号は父のジャスタウェイを追うように世界に活躍の場を求めた異能の名馬です。3歳春の米国三冠競走挑戦は大きな話題となると同時にG1ケンタッキーダービーでは、直線で上がり3ハロン最速の末脚を披露して日本調教馬で最高着順となる6着で入線を果たしました。国内では4つの重賞を制しており、能力は折り紙付き。父が果たせなかった夢を叶える産駒の登場が待たれます。
再入厩となるホッコータルマエ号の評価は、初年度供用から6年連続して160頭を超す馬に交配した実績で明らかでしょう。産駒はセリでも高く評価されて2022年は4620万円の高額取引馬も登場しました。キングカメハメハの後継馬としての地歩を着々と固めており、浦河地区に戻って、なお一層の活躍が期待されます。
青葉賞をレースレコード勝ちしたアドミラブル号、スクリーンヒーローの血を繋ぐグァンチャーレ号、それに昨年、イーストスタッドに活躍の舞台を移したロジャーバローズ号の3頭は、2023年が初年度産駒デビューの年。それぞれに産駒の評判も高く、デビューの舞台に注目が集まります。
初年度産駒が1歳を迎えるオーヴァルエース号、キタノコマンドール号、サングラス号、スマートオーディン号、ハッピースプリント号もフレッシュな状態で新たなシーズンを迎えようとしています。
昨年初供用のヴァンゴッホ号、サブノジュニア号、サンライズソア号の3頭は、この春、待望の初年度産駒が誕生する予定です。新種牡馬としてのシーズンを終えて、心身共に充実。ジャンプアップとなる2年目のシーズンに臨もうとしています。
持ち味のスピードを武器に産駒が縦横無尽に活躍するダノンレジェンド号、サンライズホープが2年連続でJRA重賞勝ちを飾ったマジェスティックウォリアー号、JBC2歳優駿を制したアイスジャイアントを筆頭にあらゆるシーンで産駒の活躍が光るダンカーク号、初年度産駒から南関東の重賞戦線を賑わせるグロリオサを送るインカンテーション号、世界から耳目を集めた桁違いのスピードをその子供達に伝えるエイシンヒカリ号、ジャパンダートダービーを制したキャッスルトップを送って脚光を浴びるバンブーエール号、南関東を中心に産駒が父譲りの快速をアピールするルックスザットキル号などイーストスタッドの顔とも言うべき馬たちも2023年はさらなる飛躍が待たれています。
イーストスタッドでは本年もご利用いただきやすい交配料、交配条件を設定して、みなさまのご利用を心よりお待ち申し上げております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2023年新春
農事組合法人 イーストスタッド
(株)ジャパンレースホースエージェンシー